不動産売却などにおける土地や物件の按分とはどういったものなのか見ていきましょう。
この記事では、土地や物件の売却で知っておきたい知識として、按分の方法や注意点をご紹介します。
不動産売却で知っておきたい!土地や物件の按分方法とは?
不動産を売却するときは、価格について土地の分がいくらで建物の分はいくらなのかを分ける必要があります。
なぜなら、土地には消費税が課税されませんが、建物には基本的に消費税が課税されるからです。
では、どのように金額を分けるかを見ていきましょう。
1つめは、最初に建物または土地の適正な時価を求める方法です。
売却価格から求めた適正価格を差し引いて、土地または建物の価額を求めます。
2つめはそれぞれの時価により按分する方法です。
3つめは、固定資産税評価額の比率により按分する方法になります。
4つめは、購入時または売却時の消費税を参考にする方法で、これは転売した場合に利用できるでしょう。
先ほどもご紹介したように、按分とは何らかの比率に準じて分割する方法です。
一般的に利用されるのは、3つめの固定資産税評価額の比率により按分する方法ですが、按分方法には決まりがないので、当事者間で合意があれば自由に按分方法を決められます。
不動産を売却で按分する際の注意点!
不動産を売却するために按分するときの注意点は、建物の金額です。
基本的に建物の売却には、消費税が課税されます。
売主にとっては土地の按分割合が多いほうがメリットになりますが、買主は消費税の控除が受けられるので、建物の割合が多いほうがメリットになるのです。
どちらかが納得できない状態だとトラブルになる可能性があるので、双方納得できる根拠がある按分方法で分ける必要があります。
また、減価償却についても注意が必要です。
建物の金額が適正な価格で分けられなかった場合、減価償却費も適正ではないとされ、税金の面でトラブルになる可能性があります。
売主はトラブルを未然に防げるよう、最適な按分方法を選ぶ必要があるでしょう。
まとめ
土地や物件の売却における按分の方法や注意点をご紹介しました。
土地と建物の按分方法には明確なルールがなく、売主と買主の双方が同意していればどの按分方法でも良いとされています。
しかし、メリットばかりを優先するとトラブルになる場合や、税金面で適正でないと判断される危険性があるでしょう。
売買価格が高額になるケースが多い不動産取引では、売主と買主双方が気持ちよく取引できるよう、コミュニケーションをとりながら契約を進めていきましょう。
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